時透無一郎と上弦の伍「玉壺」の戦いはかなり話題になりました。
強そうなんだけど、見た目が気持ち悪いという反応が多かった上弦の鬼です。
この記事では、時透無一郎と上弦の伍「玉壺」の戦いについて、そして玉壺がどんな鬼なのかについて解説しています。
時透無一郎VS上弦の伍・玉壺の戦い
刀鍛冶の里を襲来した玉壺。
鋼鐵塚を助けに向かった先で2人の戦いが始まります。
玉壺は無一郎と刀鍛冶の里住人の小鉄と鉄穴森を前に、「殺す前に3人には私の作品を見ていただきたい」と言ってきます。
それは「鍛人の断末魔」という刀鍛冶の里の職人で作った非人道的な作品がでした。
その姿は体のいたるところに刀が突き刺されていて、見るに堪えない物でした。
さらにそれに使われていた彼らは小鉄や鉄穴森の友人や親族でした。
それに怒った無一郎が玉壺を切り裂こうとしましたが、玉壺の動きが驚くほど速く、全く攻撃を食らわすことが出来ませんでした。
無一郎が玉壺に攻撃を食らってしまう
無一郎は血鬼術・千本針魚殺を小鉄と鉄穴森を守る為に食らってしまいます。
その針には毒があるので、次第に無一郎の体は麻痺していってしまいます。
そんな状態の中、さらに血鬼術・水獄鉢によって水の塊の中に閉じ込められて身動きを封じられてしまいました。
無一郎の覚醒
無一郎は肺に残っている空気で、霞の呼吸・壱の型「垂天遠霞」を繰り出し脱出を試みますが、持っている刀の刃こぼれが酷く水獄鉢から出ることが出来ません。
もうだめかと思った無一郎のもとに小鉄が現れます。
小鉄は無一郎を助けるため水獄鉢を切り裂こうとしますが、相手の攻撃によって致命傷を負ってしまいます。
それでも諦めない小鉄は水獄鉢の中に渾身の一息を吹き込みます。
その空気を吸った無一郎は霞の呼吸・弐の型「八重霞」が使え、水獄鉢からの脱出に成功します。
水獄鉢から出てきた無一郎は失っていた過去の記憶を取り戻し、さらに「痣」が発現していました。
この「痣」は限られた人にしか発現しないと言われています。
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覚醒・無一郎VS真の姿・玉壺
目の前に無一郎が現れたことに驚く玉壺。
千本針魚殺で毒が回っているはずなのに、水獄鉢に閉じ込めたのに、なぜ?
玉壺は血鬼術・蛸壺地獄で攻撃しますが、蛸足が切られてしまいます。
通常だと弾力が強く、生半可な攻撃では切り落とせないはずですが、無一郎がその時握っていた刀は鉄穴森が打った日輪刀でした。
無一郎は霞の呼吸・伍の型「霞雲の海」を放ち、さらに蛸足を切り裂きます。
そのまま玉壺の首を狙いますが、首を落とすまでには至らず。
しかしその攻撃は玉壺にちゃんとダメージを与えていました。
この後、しばし無一郎と玉壺の悪口合戦が入ります。
その中の悪口のひとつにブチギレた玉壺は血鬼術・一万滑空粘魚を繰り出します。
回避不可能と思われたこの攻撃を、無一郎は霞の呼吸・陸の型「月の霞消」と参の型「霞散の飛沫」で迎え撃ちます。
この攻撃でついに首を落とした!と思ったのですが、玉壺もそう簡単にはやられません。
むしろここからが本番、玉壺は真の姿に変化し、当たったら魚にされてしまう血鬼術・神の手を発動。
さらに、神の手との合わせ技、血鬼術・陣殺魚鱗も繰り出してきます。
普通なら絶体絶命ですが、痣を発現させた無一郎は真の姿になった玉壺の強さのさらに上をいっていました。
無一郎は霞の呼吸・漆の型「朧」を使い、玉壺を翻弄。
玉壺を上回る速度で、斬られたことも気づかないうちに首を斬り落としました。
時透無一郎の勝利です。
上弦の伍「玉壺」はどんな鬼?
本名は益魚儀(まなぎ)
異形な姿をしており、全身から小さな腕が生え、額と口の部分に目が付いている特徴的な外見をしています。
また、鬼の中では探知能力に優れていて、普段は壺に身を潜めていますが、突如として壺から壺へ瞬間移動するなどの特殊な能力を持っています。
そして、玉壺を作った壺は高く売れお金を稼げるため、無惨のお気に入りの一人にもなっています。
自称「芸術家」で、殺した刀鍛冶職人を作品にしてしまうという狂った鬼です。
刀鍛冶の里編に登場する、攻撃しても研磨に没頭し続ける鋼鐵塚さんに芸術家として嫉妬する一面もあります。
玉壺の過去
玉壺は、鬼になる前からその非常さを持っていました。
漁村で生まれ育ったのですが、その時から異常な行動をしています。
いたずらに動物を殺したり、違う種類の魚を縫ってくっつけたり、壺に鱗や骨を溜めたりといった行動をしていました。
漁村で暮らしていた人は、それらが全て作品だと言う玉壺を気持ち悪がっていたので、玉壺はみんなから嫌われ孤立していました。
玉壺の血鬼術
玉壺の血鬼術の紹介です。玉壺は6つの血鬼術が使えます。
千本針魚殺(せんぼんばりぎょさつ)
玉壺の壺から出てきた魚が投げる千本の針。
殺傷能力には乏しいものの、毒が仕込まれており、刺されると徐々に体が麻痺していってしまう。
水獄鉢(すいごくばち)
水鉢の中に閉じ込める技。閉じ込められら呼吸ができない上、簡単には出られない。
蛸壺地獄(たこつぼじごく)
壺から巨大な蛸足のような触手をだし、相手を締め付けることができる技。
触手は弾力が強く、生半可の攻撃ではまず斬れない。
一万滑空粘魚(いちまんかっくうねんぎょ)
1万匹の魚が襲い掛かるという技。
魚の体液は毒になっており、皮膚からも吸収されてしまうので非常に危ない。
魚を切り裂いたとしてもその時に飛び散る体液を浴びれば死に至ってしまう。
神の手(かみのて)
真の姿になった玉壺が使う技のひとつ。
生物、無生物関係なくその手で触れたものは全て魚に変わってしまうという恐ろしい技。
陣殺魚鱗(じんさつぎょりん)
これも真の姿になった玉壺が使う技。
鱗に覆われた体で、縦横無尽に飛び跳ね攻撃をする。
「神の手」と併用できるので、攻撃が当たると瞬殺されてしまうくらい威力が高い危険な技。