禰豆子が人間に戻った理由とは?藤の葉の模様が関係していた!? | アニメ・漫画の気になるあれコレ

禰豆子が人間に戻った理由とは?藤の葉の模様が関係していた!?

禰豆子人間に戻った理由

主人公・竈門かまど炭治郎たんじろうの妹・禰豆子ねずこ

禰豆子は鬼の始祖・鬼舞辻きぶつじ無惨むざんによって鬼にされました。

鬼は元々人間であったことは作中で明かされていますが、一度鬼になると人間に戻ることはありません。

この記事では、なぜ禰豆子だけが人間に戻ることができたのか考察していきます。

アニメ派の方はネタバレを含むのでご注意ください。

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禰豆子が人間に戻った理由

先にお話したように、一度鬼になると人間に戻ることはありません。

ということは、鬼が人間に戻るためには特定の条件があるはずです。

禰豆子がなぜ人間に戻ったのかという理由は、鬼としての禰豆子の特徴を考えると見えてくるかもしれません。

人間を食べない
禰豆子の身体的特徴
珠代としのぶが作った薬

上記3点が、禰豆子が人間に戻ることができた理由ではないかと考えます。

この後、各項目を詳しく考察します。

人間を食べないことで禰豆子に起こった変化

鬼の強さは、無惨から与えられた血の量によって変化することが公式ファンブックに記載されています。

血を与えられた際に事切れてしまう人間もいることから、無惨の血に順応できることが鬼になるかどうかの分かれ目なのでしょう。

また、通常の鬼は人間を食べれば食べるほど強くなると作中で明かされています。

鼓屋敷で登場した元下弦の鬼・響凱きょうがいは、人間を食べる量が減ったことで力が減り、数字をはく奪されました。

つまり、鬼は人間を食べ続けることで無惨の血を濃くするということではないでしょうか。

また、珠代は「禰豆子の血の成分が何度も変わっている」と明かしています。

浅草で炭治郎と無惨が初めて対峙した際、無惨が炭治郎から逃れるため、近くにいた男性を鬼にしたことがあります。

珠代が男性を治療し、禰豆子の血によって自我を取り戻し、人間を食べず少量の血を飲むだけで生きていけるようになりました。

つまり、禰豆子の血によって無惨の血の呪いが解けたのです。

人間を食べず、寝ることで体力を回復する禰豆子は、寝ている間に無惨の細胞を自身の体から取り除くことができるのではないでしょうか。

また、禰豆子の血を与えることで他の鬼からも無惨の細胞を排除されることができるならば、浅草の男性が自我を取り戻したことにも納得できます。

最終決戦では、無惨によって毒をくらった隊士に血清が打たれましたが、これも禰豆子の血によって作られたものだと推測されます。

禰豆子の体に現れた特徴

鬼には、それぞれ個性的な身体的特徴が現れます。

ここでは、禰豆子の2つの特徴を考察していきます。

禰豆子に現れた模様の正体

鬼の中には、人間時代に関連した模様が身体に現れるものがいます。

無限列車編で炎柱・煉獄れんごく杏寿郎きょうじゅろうと戦った上弦の参・猗窩座あかざには、全身に入れ墨のような模様があります。

これは、猗窩座が人間時代に盗みを行なった際、罰として入れ墨刑をされたことが由来と考えられます。

また、遊郭編で音柱・宇髄うずい天元てんげんと共に戦った元上弦の陸・堕姫だきの顔に現れた花は、人間時代の名前にもなっている梅の花。

堕姫の兄である妓夫太郎ぎゅうたろうの顔にあるまだら模様は、堕姫と妓夫太郎の母親の病気・梅毒の症状でみられる発疹の痕と考えられます。

では、禰豆子が鬼として覚醒した際、体に浮き出た植物の模様は何なのでしょうか。

これは、鬼の弱点でもある藤の葉の形に似ています。

鬼でありながら、鬼の弱点である藤の葉の模様が浮き出るという矛盾は、禰豆子が人間に戻ることができた要因に結び付きそうです。

禰豆子の瞳の色

アニメで見るとより分かりやすいのですが、竈門家の6人兄妹のうち、禰豆子以外の5人は赤い目をしています。

しかし、禰豆子だけが赤ではなく薄いピンク色をしています。

兄妹がそれぞれ違う瞳の色ならば禰豆子の目の色も不思議ではありませんが、原作者が禰豆子一人だけ瞳の色の設定を変えたのは、何か意味がありそうです。

ここで考えたいのは、遊郭編で鬼化が進行した禰豆子に炭治郎が歌った子守歌です。

「こんこん小山の子うさぎは なぁぜにお目々があこうござる

小さい時に母さまが 赤い木の実を食べたゆえ

そーれでお目々があこうござる」

幼い禰豆子が子守歌を聞いた後、母親に「お兄ちゃんの目が赤いのは、おなかの中にいるときにお母さんが赤い実を食べたから?」と尋ねています。

母親は一瞬驚いた顔をしてから微笑んで、質問には答えませんでした。

母親が妊娠中に食べたものが瞳の色に影響したとすると、禰豆子のみが瞳の色が違うことを考えれば、禰豆子を妊娠中に食べたものが影響していると考えた方が自然です。

ここで考えられる仮説は、禰豆子を妊娠中に母親が食べたものが藤の実ではないか、というものです。

藤の実は食べることができ、ソラマメに似たような見た目と味をしています。

山で生活している竈門家ですので、山で採れる木の実を食べていても不思議ではありません。

また、藤は花を天ぷらなどにして食べることも可能ですが、母親は藤の花を食べていたならば模様も花の形になる可能性が高そうです。

作中であからさまに藤が関係していると分からないよう、敢えて葉を模様にし、伏線としたのではないでしょうか。

禰豆子が人間に戻ることができた理由が鬼の弱点である藤ならば、他の鬼が鬼のままである理由も頷けます。

また、先に述べた禰豆子の血によって浅草の男性が鬼舞辻の呪いから解放されたのも、藤の力が含まれていたとなると辻褄が合いそうです。

珠代としのぶが作った薬

珠代としのぶは、鬼舞辻との最終決戦に向けて共同で薬の開発をします。

鬼舞辻の力を弱体化させるため、「人間返り」「老化」「分裂阻害」「細胞破壊」の効果がある4種類の薬を作りました。

そのうちの「人間返り」の薬は、禰豆子にも投与されていました。

薬を投与した禰豆子はうなり声をあげて汗をかきながら眠り続けました。

その様子を見た元水柱・鱗滝うろこだき左近次さこんじは、禰豆子が苦しんでいるように見えると言います。

今までは寝ている間に時間をかけて鬼舞辻の細胞を排除していましたが、薬の作用によって短時間で強制的に効果が出たのだとしたら、禰豆子が苦しむのも納得できます。

炭治郎が鬼舞辻に大量の毒を注入され命の危機に陥った際、禰豆子は炭治郎の危険を鬼舞辻の血によって予知し、最後の鬼の力を振り絞って炭治郎を救いに向かいました。

その道中で禰豆子は完全に人間に戻りますが、禰豆子の血に含まれる藤の成分は変わらず残りました。

鬼化した炭治郎が初めて牙を立てたのが禰豆子であったため、禰豆子の血に含まれる藤の成分により、炭治郎も人間に戻ることができたのではないでしょうか。

禰豆子が人間に戻るのは原作何話?

禰豆子が人間に戻るシーンは、原作22巻196話「私は」です。

家族や、鬼になってから出会った人々の顔を思い出しながら、禰豆子は自分が竈門禰豆子であることを完全に思い出し、自我を取り戻しました。

原作が完結してからも様々な考察をすることができる「鬼滅の刃」を、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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