玉壺の悲しい過去とは？人間の時から非道な性格？

玉壺の人間時代の名前は益魚儀まなぎといい、漁村で育ちました。

血鬼術が壺や魚に影響を与えているのは、その漁村出身が理由だと思われます。

海難事故で両親を早くに亡くした益魚儀は、独りぼっちになりました。

しかし、亡くなった両親の遺体が見た時、玉壺はその美しさに感銘を受けました。

激しく損傷し、水死体にも関わらず美しいと感じた益魚儀の感性は、人間だった頃から異常であったことが分かります。

異常な感性で周囲からは避けられていた

『嘘の呼吸　弐ノ型　玉壺』

玉壺は漁村で生まれ育ち人間の頃からいたずらに動物を殺し異常行動を繰り返していたそうです。

上弦の鬼の中で唯一本編での過去の描写が一切無い鬼

恐らく悲しい過去や深いエピソードなどは無く最初から歪んだ性格で鬼になるべくしてなった鬼 pic.twitter.com/cjw6fdUfa0

— STAND ALONE (@nubes_silk) May 9, 2020

玉壺は生物を殺したり、魚の死骸を壺に収集するなど、特異な行動が多く、村人から避けられ、村で孤独でした。

早くに両親を亡くした事に耐えられず、玉壺は精神的に不安定だったかもしれないと村人たちは思い、玉壺を村から追放することはせず、寧ろ静かに見守っていました。

周囲から避けられていたにも関わらず、玉壺はその事実を全く気にしていませんでした。

そして、時間をかけて、玉壺は動物を殺すことや魚の死骸集めをするだけでは飽き足らなくなりました。

子供を殺害し、その両親から報復を受ける形で命を狙われる

ある日、玉壺をからかいに来た子供を見つけ、その子供を凶行に及び、死体を壺に納めるという恐怖の行為を行いました。

その子供の両親は玉壺に対して怒り狂い、二又銛ふたまたもりで彼をめった刺しにしました。

しかし、彼は命を落とすことはなく、死ぬまで放置されたままでした。

玉壺の悲しい過去はファンブックで明らかになる

上弦の鬼であるにもかかわらず、玉壺の過去は全く描写されていませんでした。

物語が終わってしまい、もう玉壺の過去がこのまま明らかにならないのかと、ちょっと寂しくて思っていました。

しかし、「鬼殺隊見聞録」という鬼滅の刃公式ファンブックで、玉壺の過去が明らかになりました！

そこで過去が非常に猟奇的だったので、原作では描かれなかったのかもしれませんね。

興味がありましたら、ぜひファンブックをチェックしてみてください。

多くの鬼が人間だった頃のエピソードが控えめ程度に原作には含まれていますが、玉壺の過去は全く描かれていません。

もしかしたら、刀鍛冶の里編のアニメでは追加のシーンがあるかもしれませんし、コソコソと話題になることもあるかもしれませんね。

人間だった頃の記憶がない

玉壺には自分が人間だった時の記憶が全く残っていません。

しかし、性格は人間時代と大差ありませんでした。

玉壺は人間を「つまらなくて、くだらない命」と馬鹿にしており、もしかしたら玉壺自身がかつて人間であったという事実を受け入れられず、過去の記憶を覚えていないのかもしれません。

玉壺が鬼になった理由

玉壺が人間だった時に子供を殺し、報復として二又銛で襲われ、瀕死に至りました。

そのとき偶然にも無惨が現れ、玉壺を鬼に変えたのです。

彼が無惨を崇拝していたからこそ、自らの意志で鬼になったと思われていましたが、実際は無惨の気まぐれで鬼にされたようです。

もし無惨がその漁村を通りがからなければ、玉壺は人間のまま力尽きて死んでいることになっていた運命だったでしょう。

玉壺が二又銛で殺されかけ、瀕死の状態になったにもかかわらず、彼は約半日もの間、死なずに生き続けました。

これは彼が人間だったときから、平均よりも遥かに強い生命力を持っていた可能性を示しています。

まとめ

この記事では、玉壺の悲劇的な過去を探りました。

玉壺が苦しむ人間時代の少年期、異常な感性により周囲から避けられる孤独な日々、そして子供を傷つけた事。

また、玉壺が鬼になった理由や、人間だった時の記憶がないという事実も紹介しました。

これらの知識を持つことで、玉壺の行動や言葉に新たな意味を見つけることができるでしょう。