この記事では「不死川玄弥の死亡シーン・鬼食い・実弥との関係について解説!」ということで、
・玄弥の鬼食いについて
・玄弥と実弥の関係について
をテーマに話を進めていきたいと思います。
不死川玄弥の死亡シーンを解説
不死川玄弥は、十二鬼月の上弦の壱である黒死牟との戦いで命を落としました。
この戦いにおいて、玄弥は如何に活躍したか、そして彼の最後について解説していきます。
兄である不死川実弥に救われる
まずは霞柱の時透無一郎が黒死牟と遭遇し、ピンチに陥ったところで玄弥が現れました。
玄弥は物陰から銃を発砲して黒死牟を攻撃しましたが、黒死牟は一瞬で背後に回り、玄弥の両腕を斬り落とし、胴を両断しました。
鬼食いの力によって、命はとどまりましたが、黒死牟は玄弥の首を斬って止めを刺そうとします。
その瞬間、風柱の不死川実弥が現れ、玄弥を救いました。
今度は玄弥が実弥を助けるために、戦闘の中で切り落ちた黒死牟の髪を食べ、鬼食いの力と黒死牟の濃い血液の力で体を再生することができました。
血鬼術によって黒死牟の動きを止める
その後、悲鳴嶼行冥、実弥、無一郎たちと共に黒死牟と戦いました。
しかし、柱たちに対して自分の力不足を感じた玄弥は、自分が一番弱いと自覚しました。
「一番弱い人が一番可能性を持っている」という炭治郎の言葉を思い出し、玄弥は覚悟を決めました。
玄弥は黒死牟の体の一部である刀を飲み込むと、銃が生物のように変形し、血鬼術で放たれた肉の弾が黒死牟の動きを封じることができました。
再び血鬼術を発動させ、黒死牟を倒すチャンスを作り出した玄弥でした。
不死川玄弥の死亡
黒死牟を倒しましたが、黒死牟の攻撃によって縦に真っ二つされてしまった玄弥の体は鬼のように崩れていきました。
玄弥が鬼を取り込んで得た再生力も大量の出血とともに失われていたのです。
最後には、玄弥は大好きな兄・実弥の腕の中で息を引き取りました。
なお玄弥の死は、柱たちに大きな衝撃を与えました。
しかし、彼の死は柱たちの戦いの意義を強く印象づけ、彼らはさらに強い決意を持って鬼たちと戦い続けました。
特に、玄弥の死は実弥にとって大きな影響を与えました。
実弥は玄弥を守りたかったが、その願いが叶わなかったことに深く悲しみました。
それでも、玄弥の死を無駄にしないよう、玄弥が生きた証として戦い続けました。
その後、柱たちは数々の困難を乗り越え、ついに鬼舞辻無惨を倒すことに成功しました。
しかし、多くの犠牲があったことは否めません。
玄弥や無一郎のような強い鬼殺隊員たちが戦いで命を落としたことは、柱たちの心に深い傷を残しました。
不死川玄弥の「鬼食い」とは?
「鬼食い」とは文字通り、鬼を食う行為のことを言います。
もう少し詳しく鬼食いがどういうものなのか見ていきましょう。
玄弥だけが鬼食いをできる
鬼の肉を食べることによって、鬼の力が一時的に出せるようになることを鬼食いと言います。
食べる鬼の強さに合わせて、自分もその分強くなれます。
不死川玄弥は黒死牟の刀の欠片も食べたので、鬼の体以外にも鬼の力が入ったものであれば効果があるようです。
その効果は骨や肉なら効果が高く、髪の毛などは低いという感じです。
鬼食いは誰でも可能なことではなく、玄弥が特別な体質で、噛む力がすごく、消化器官も普通の人間とは違うからさせることです。
上弦の肆・半天狗との戦いのときは、炭治郎にも聞こえるくらいの音で鬼を食っていました。
大昔にも鬼食いをした隊員がいたようですが、その隊員は胴体を両断され死んでしまいました。
なので黒死牟に胴体を両断されても生きていたことを考えてると、鬼食いできる中でもさらに特別体質だったのかもしれません。
胴体を両断された状態で、黒死牟の落ちていた髪の毛を食べて胴体をつなげることがもできました。
黒死牟の優れた再生力を得た可能性が高いですが、それに順応できた玄弥の体質もあったからこそだったと思います。
無惨の血のように、体に合わないと死んでしまう可能性があるからです。
鬼食いをしても完全に鬼にはならない
鬼食いをしても完全に鬼にはなりません。
なので首を斬られたら死ぬということはなく、それ以外の致命傷でも死ぬことはあります。
あくまで一時的に鬼みたいな体になって、再生能力や筋力が上がるということだけにとどまります。
ただ半天狗にやられた玄弥は、体に穴が開いても生きていましたから、かなり鬼っぽくはなっています。
鬼食いにはデメリットもある
鬼食いのメリットは鬼の能力を自分の物にできることですが、デメリットは理性や判断力が落ちることです。
炭治郎と一緒に戦った時は、普段隠している感情を炭治郎に言ってしまいました。
また鬼食いはかなり体に負担がかかるようで、玄弥は蝶屋敷でよく検診を受けています。
蝶屋敷の主人である胡蝶しのぶには、検診のたびに説教をされています。
体への負担を考えると、許し難い行為なんでしょう。
これからの鬼殺隊の最前線で活動する有望な隊員には違う方法で強くなってほしいという気持ちなんだと思います。
兄・実弥との関係について
不死川玄弥と不死川実弥は兄弟で、実弥が長男、玄弥が次男の7人兄弟です。
玄弥は兄のことを思っていますが、実弥からは冷たく扱われています。
ふたりの関係性について解説していきたいと思います。
実弥との約束
ふたりの父親は悪い人間で、人々に恨まれた結果、最後は刺されて亡くなりました。
父親は母親や玄弥たちの兄弟に暴力を振るっていました。
父親が亡くなった後、実弥は玄弥に「これからは俺たちで家族を守ろう」と言いました。
玄弥は「これから“も”だよな」と返してきたので、実弥は微笑みました。
玄弥は半天狗戦で走馬灯を見た中で、その兄の笑顔を思い出しました。
玄弥の過去
玄弥は母親が小さな体で子供たちを父親の暴力から守ってくれたことを理解していました。
だからこそ玄弥は母親の事がとても大事に思っていました。
ある晩、玄弥は家で兄弟たちの世話をしながら母親の帰りを楽しみに待っていました。
その時、黒い狼のような獣が家を襲ってきました。
玄弥の弟たちは一瞬で引き裂かれてしまいましたが、そこに実弥が駆けつけ、獣を抱えて家を出ました。
その後、玄弥は兄が鬼になった母親を殺す光景を目撃してしまいました。
「人殺し!!人殺しーっ!!」と叫ぶ玄弥。
家族を守った実弥は弟から罵られてしまいました。
玄弥は実弥が母親を殺してしまったと勘違いしてしまったのです。
実弥に謝罪するために柱をめざした
後に、玄弥は兄に謝罪したいと思うようになりました。
鬼になった母親を殺めたのは、弟たちを守るためにはそうするしかなかったことだったと理解します。
すでに鬼殺隊で柱になっていた実弥に会うためには、自分が柱にならないと会えないと考えた玄弥。
もちろん鬼殺隊に入り、柱になることを目指します。
ところが、呼吸を使うことができなかった玄弥は、剣士としての才能に恵まれませんでした。
玄弥は柱になれない焦りから、物語中盤まで常に怒っているような衝動をしていました。
実弥との和解
実弥が黒死牟との戦いで玄弥を救った後、玄弥は兄の本心に気づきます。
玄弥には幸せであってほしいと願っていたこと、玄弥には鬼殺隊に入ってほしくなかったこと、玄弥のことをずっと愛していたこと。
実弥は玄弥に幸せに生きてほしいと思い、自分が鬼と闘う姿から目を背けさせようとしていたのです。
「あの時兄ちゃんを責めてごめん…」
玄弥は最後に兄の命を救い、ずっと伝えたかった謝罪の言葉も届けることができました。
まとめ
この記事を振り返ります。
不死川玄弥は上弦の壱・黒死牟との戦いの時に死亡しました。
この戦いで玄弥は兄を助けたり、黒死牟の動きを止めたりと活躍します。
しかし、最後は真っ二つにされ、大量の出血が原因で死亡してしまいました。
不死川玄弥の鬼食い
鬼食いができるのは玄弥だけです。
鬼食いは鬼を食べることで、一時的に鬼の力を出せるようになります。
ただ完全に鬼になることはなく、あくまで一時的なものです。
デメリットもあり、理性がなくなったり、判断力が落ちたりしてしまいます。
兄・実弥との関係
実弥と玄弥は7人兄弟の長男と次男です。
仲が良かった2人ですが、玄弥は実弥が母親を殺したと勘違いしてしまいます。
それを謝るために玄弥は鬼殺隊に入り、柱をめざします。
黒死牟相手に一緒に戦った2人は玄弥の最後にようやく和解することができました。
ここまでお読みくださりありがとうございました!