この記事では「黒死牟はペストが由来?なぜ黒死牟になった?名前の由来を解説」ということで、
・なぜ黒死牟になったのか?
をテーマに話を進めていきたいと思います。
黒死牟は上弦の壱で鬼の中では最高の地位に君臨しています。
また上弦の鬼は100年以上入れ替わりがなく、その強さを物語っています。
そんな黒死牟という名前はペストという病名が由来になっているみたいなんですよね。
黒死牟とペストの関係や、なぜ黒死牟になったのかについて解説していきたいと思います。
黒死牟とペストの関係
黒死牟という名前は、
「こくしぼう」と「こくしびょう」と音も似ているのでその可能性は大いに考えられます。
ペストとは?
ペストとは、中世ヨーロッパで蔓延したパンデミックで、皮膚が黒くなっていくことから「黒死病」とも呼ばれました。
またペスト菌に感染すると、高い確率で死亡してしまう恐ろしい病気です。
こういった特徴から黒死牟の名前の由来はペストだと考えられます。
なぜ黒死牟という名前になったのか?
黒死牟の「牟」という漢字は「むさぼる」や「奪う」という意味があります。
ペストの被害者を思わせるものと考えると、なぜこの字が使われたのか妙に納得できます。
上弦の鬼は感染症が由来の可能性が高い
黒死牟だけではなく、上弦の鬼は皆、感染症が名前の由来の可能性が高いです。
以下の表にまとめました。
鬼の名前 | 由来と考えられる感染症 |
上弦の壱・黒死牟 | ペスト(黒死病) |
上弦の弐・童磨 | 結核 |
上弦の参・猗窩座 | 麻疹(赤斑瘡) |
上弦の肆・半天狗 | ハンセン病 |
上弦の伍・玉壺 | アメーバ赤痢 |
上弦の陸・堕姫・妓夫太郎 | 梅毒 |
上弦の壱・黒死牟
ペストが由来の可能性が高いです。
別名「黒死病」ともいわれる感染症で、こくしぼうとこくしびょうで音も似ています。
上弦の弐・童磨
童磨は結核が由来の可能性が高いです。
結核の特徴は、肺を蝕む病気です。
童磨の技は吸い込むと肺が壊死してしまうので結核とその特徴が似ています。
上弦の参・猗窩座
猗窩座は麻疹が由来の可能性が高いです。
麻疹は、全身に赤いぶつぶつができるのが特徴のひとつです。
その特徴から別名「赤斑瘡(あかもがさ)」と呼ばれています。
猗窩座(あかざ)と赤斑瘡(あかもがさ)、名前が似ているので黒死牟と同じ名前の付け方かもしれません。
上弦の肆・半天狗
半天狗はハンセン病が由来の可能性が高いです。
ハンセン病の特徴のひとつとして、皮膚の表面にこぶができることがあります。
半天狗も頭に大きなこぶがあります。
またハンセン病は別名「らい病」とも呼ばれていました。
らいは英語で嘘という意味で、半天狗は人間時代にかなりの嘘つきだったのでそこも由来にかかっているのではないかと思います。
上弦の伍・玉壺
玉壺はアメーバ赤痢が由来の可能性が高いです。
アメーバ赤痢は水環境が良くない場所で起こる感染症です。
玉壺は人間時代に漁村で暮らしていたので、水に関係します。
また体がくねくね動くのでアメーバみたいですよね。
上弦の陸・堕姫・妓夫太郎
堕姫・妓夫太郎は梅毒がほぼ由来になっていると考えて良いです。
これは公式でも明言されていることがあって、堕姫の本名は「梅」で、
その名前は母親の病気の名前からつけられたと言っています。
母親は遊女であったことから、一番かかる可能性が高い病気が「梅毒」です。
また、梅毒の感染者から生まれた子供は「ハッチンソン歯」といって、歯がギザギザになって生まれてくることがあります。
妓夫太郎の歯がギザギザなことから、由来は梅毒でほぼ間違いないと思います。
まとめ
この記事の内容を振り返りましょう。
・黒死牟の由来はペストの可能性が高いです。
⇒ペストは別名「黒死病」と言う
⇒こくしぼうとこくしびょう、音が似ている
⇒他の上弦の鬼も感染症が名前の由来の可能性が高いから
以上です。
ここまでお読みくださりありがとうございました!