この記事では、ヒロアカに登場する荼毘がどうなったのかを振り返ってみようと思います。
どうなったという最終的な結論はまだ出ていないですが、荼毘の話も佳境を迎えています。
そんな荼毘の登場回を振り返りながら、最後はどうなっていくのかを考えてみますので、良かったら最後までご覧ください。
【ヒロアカ】荼毘はどうなった?登場回を振り返る
荼毘が初登場から現在までにどうなったのかを振り返ってみます。
【ヒロアカ】8巻67話(アニメシーズン2第37話)
細かく言えば、荼毘の初登場は7巻57話ですが、セリフもない、顔も出ていない登場だったので省きます。
しっかり登場してきたのは8巻67話で、アニメだとシーズン2の第37話です。
死柄木弔のアジトのバーに、大物ブローカー義爛の紹介ということで敵連合加入のために、一緒にやってきました。
その時、トガヒミコも初登場でした。
荼毘は素性は明かさないし、敵連合の大義が無さそうなところに不満を残すものの、ステインの意思を全うするために加入をするような感じでした。
死柄木弔はふたりの事が気に食わないので、加入拒否の考えでした。
さらにその場で死柄木弔が怒り、一触即発になりそうでしたが、黒霧に諭され、考えたのち後日加入を認めます。
【ヒロアカ】9巻72話~(アニメシーズン3第41話~)
雄英高校の林間学校襲撃事件の時に登場してきます。
荼毘はこの時、荼毘を含む「敵連合開闢行動隊」リーダーとして襲撃にあたります。
非常識な奴だから嫌いと死柄木に言われていたわりには、実力への信頼は高かったのかもしれませんね。
あと荼毘が一番冷静で頭がきれるイメージがありますからね。
トガヒミコではリーダーは絶対無理でしょう(笑)
さらに死柄木から荼毘の声だけに反応する脳無も与えられていますし。
荼毘はイレイザーヘッドに襲い掛かりますが、イレイザーヘッドの個性で個性を消され、簡単に捕まってしまいます。
がしかし、その荼毘は実体ではなく、トゥワイスが創り出した荼毘でした。
すぐ捕まってやられたことに関しては、自分で「もうか、俺弱いな」と言っています。
この林間学校襲撃で荼毘は戦闘に参加することはありません。
目的のひとつだった爆豪を拉致することに成功し、黒影のワープでその場を去りました。
その後、死柄木弔のいるアジトのバーで爆豪を仲間に入れようとしますが、爆豪はそれを断固拒否。
警察とオールマイトと他のプロヒーローの突入によって荼毘も含め確保されてしまいます。
しかし、オール・フォー・ワンの個人をワープさせる力でせっかく確保した敵連合たちを逃してしまいます。
【ヒロアカ】21巻190話~(アニメシーズン5第89話~)
九州でのハイエンド脳無との戦いにエンデヴァー・ホークスが辛くも勝利。
その戦いの直後、現れたのが荼毘でした。
大きな傷を負ったエンデヴァーと、体力をほぼ使い切ったホークスを荼毘の青い炎で囲むんですが、荼毘の青い炎ってかっこいいですよね。
エンデヴァーの赤い炎よりも個人的には好きです。
ふたりに向かって行きますが、プロヒーロー・ミルコが割って入り、荼毘はその場から姿を消しました。
消える間際に「また今度な、ナンバー1。いずれ話せる機会がくるだろう。その時までせいぜい頑張れ。死ぬんじゃねーぞ!轟炎司!」と言い放ちます。
このセリフから荼毘はかなりエンデヴァーに固執しているか、ナンバー1ヒーローは自分が倒すという思いが伝わってきます。
その後、ホークスと密談。
ホークスは公安の指示で敵連合に取り入れと言われていて、敵連合の情報収集のために荼毘にも近づいていきます。
【ヒロアカ】30巻290話~
30巻290話「ダビダンス」にて荼毘の正体が明らかになります。
荼毘の正体は轟家の長男「轟燈矢」でした。
そしてテレビの電波をジャックし、荼毘がどうして今まで30人以上の罪なき人を殺してきたのかについて過去を話し始めます。
荼毘こと轟燈矢は、エンデヴァーの利己的な夢の為に、エンデヴァーよりもより強い個性を持った子を授かりたいという為に誕生したと言います。
ただ荼毘自身は、エンデヴァーが求めていた個性を持った子ではなかったため失敗作で見限られて捨てられたと思っていて、自分の存在価値がなんなのか分からなくなって弟の夏雄に泣いてすがっていたと告白しました。
そんな事が起こってから、どうしたらエンデヴァーの人生を苦しめられるか踏みにじることができるかをずっと考えてきた荼毘。
九州でのハイエンド脳無事件も荼毘が仕掛けたことがわかりました。
その結果、ハイエンド脳無を倒したエンデヴァーは世間から称賛され、NO.1ヒーローになり、子どもたちと向き合う時間を作り、家族との絆を感じれたのも、荼毘がそうなるように仕掛けたことだったのです。
けど荼毘は思った以上にハイエンド脳無が強くて、エンデヴァーがやられてしまわないか冷や冷やしたらしいです。
ただそこはさすがエンデヴァー、体力的にも限界にきていたけど、NO.1の姿をここで見せなければならないという意思でPLUS ULTRAを発動!ハイエンド脳無に勝利!
【ヒロアカ】荼毘の過去
荼毘は今まで、父親であるエンデヴァーを恨み続けて生きてきました。
荼毘の幼少期は日々強くなることを目標とし、エンデヴァーに教えを乞います。
エンデヴァーも火力の強さは自分よりもあることがわかり、オールマイト越えが出来ると信じて荼毘をヒーローに育て上げようとしてきました。
しかし、荼毘の肉体は母親の個性の方を強く引き継いでいて、熱には弱く、自分の炎の個性で体を火傷してしまうこともある状態でした。
そのことからオールマイト越えは無理だと考え、荼毘にヒーローを目指すことを諦めさせようとします。
一緒に特訓をしてくれなくなります。
さらに焦凍が生まれ、焦凍がエンデヴァーが求めていた個性を持った子であったため、荼毘には一切関わらなくなり、焦凍を自分の求めていたヒーローにしようと手を掛けます。
その頃には、荼毘ももうオールマイトを越えたいと強く思っていて、その火を付けたのは父親のエンデヴァーなのに、どうして一緒に特訓してくれないんだ!と不信感を募らせてしまいます。
それが、荼毘には自分は失敗作だから見限られたと思い込んでしまいます。
その後も荼毘は一人、個性の強化をするため山で特訓を続けます。
これなら父親も認めてくれる、失敗作だなんて思わせないと確信した荼毘はエンデヴァーに特訓の成果を見てもらおうとお願いしますが、まだ特訓を続けていたことに激怒、さらには母親の冷にも強く当たるなどして轟家の崩壊にも繋がります。
一応約束をした日に、荼毘は山でエンデヴァーを待っていますが、エンデヴァーは来ず。
その悲しさの感情が高ぶり、感情に反応して火力が増していく荼毘の炎が、荼毘自身を包み、人体発火のようになってしまいます。
灰となり、ほとんど骨も残らない状態だったらしいですが、それは発見される前に丸焦げの状態をオールフォーワンが運び出したから、何も残っていなかったという風になっているのだと思います。
荼毘が目覚めた時は、その事件から3年が経ってからでした。
目覚めた時にいたのは、おそらくオールフォーワンが運営している施設でしょう。
荼毘は氏子達磨によって燃えた体の再生をされ、復活しました。
ただ再生には困難を要し、声も変わり、顔も引きつり、別人のようになってしまい、力も以前のようには戻らず、死柄木が何かあった時の保険として扱われ、こっち側でも失敗作として考えられてしまっていました。
もともと荼毘が目覚めて動き始めた時には1か月も保たないと考えられていました。
ただ、今でも荼毘が生きているのは、エンデヴァーに対する怨嗟だけで生き続けているのだと。
それを決定的にしたのは、一度家に戻った荼毘が目にした3年前と変わらない光景と自分を過去の者とした家族への恨みが轟燈矢という存在が完全にいなくなり荼毘が生まれることになった要因です。
【ヒロアカ】荼毘は最後どうなる?
荼毘は最後どうなっていくのかを考えていきたいと思います。
荼毘を止めるため、焦凍とエンデヴァー、そして直接は戦いませんが轟家みんなで一緒に立ち向かおうとします。
焦凍と荼毘が直接対決をするところが、35巻の最後のあたりの話で出てきます。
荼毘とエンデヴァーが戦うと思っていたので少し驚きました。
荼毘が生き続けていられる理由の一番は、父親であるエンデヴァーへの怨嗟で、それを果たすため荼毘が生まれたと言っています。
なので、その目的のためであれば自分の限界、つまりは死も恐れないで戦えるという極限状態にいます。
荼毘が仮に死を迎えるとしたら、自分の火力に肉体が耐えられず、また人体発火して丸焦げになってしまうことが考えられます。
もちろんヒーローにやられることも考えれますが、荼毘の強さはエンデヴァーの火力以上を持っているので相当強いです。
ただ、轟家は荼毘を倒すことが目的ではないと思います。
恐らく、「話がしたい」と思っているでしょう。
そのためには荼毘を生きたまま捕まえるしかないです。
それが出来るのは恐らく、焦凍でしょう。
今は焦凍ひとりで荼毘と戦っていますが、ここにエンデヴァーが加勢にくる展開を迎えると思います。
ただ、エンデヴァーはやはり息子とは戦えないとなって、焦凍が持っている「冷」の個性が鍵となって荼毘に白旗を上げさせるのではないかと思っています。
まとめ
ここまでお読みくださりありがとうございます!
文字が多くなってしまいました。
読みづらくなかったですか?
今後の展開がめちゃくちゃ楽しみなところまでやってきました。
荼毘の怨嗟が消えることは、ほぼ無いに等しいでしょう。
けど、ここしかもう轟家全員がひとつになるチャンスがないので、轟家全員がひとつになる瞬間も見てみたいです。
もしそうなったら号泣します・・。